オンラインでイベントを開催:変わるモノ変わらないモノ

イベント

イベントのやり方が変わる

昨今の三密を避けざるを得ない状況のなかで、各オーガナイザーがオンラインやハイブリッドへの取り組みをしており、今後新型コロナへの対応策が整備された後でもイベント業界に新しいトレンドが生まれてくるんじゃないかと感じます。

今までのB2Bイベント

国内のイベントですが、従来は:

1. 展示会を中心に開催しカンファレンスは出展者向けのオマケ
2.カンファレンス中心で無料イベント(主に事業会社が主催)
3.有料カンファレンスを中心に展示会を同時開催(主に海外系)

辺りだと思いますが、海外だとここに

4.カンファレンス中心の有料イベント

が加わってきます。

最後のカテゴリーは日本ではあまり聞きませんが、欧米では主流です。

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現在、あらゆる対面型のイベントが自粛中な訳ですが、一部をオンライン化して開催を始めていて、この業界にもデジタルトランスフォーメーションが起こり始めているような感があります。

今後どうなるの?オンラインが主流になるの?

今回、期せずして物理的な集まりを自粛することになり、多くのイベントがオンライン上で開催されたわけですが、これによってイベントオーガナイザーにも様々な知見が溜まったと思います。

元々テクノロジーの導入には後ろ向きなイベント業界(実は人材リソースが無い)ですが、今後のオンライン対応の準備は整ったと思われます。

先日イベントグローブのインタビュー企画でIBM嶋田さんとお話をしたのですが、日本人のイベントへの接し方って、セッションを一方的に聴講するスタイルが多いので、大半のカンファレンスはオンラインで済ませることが出来るかもしれません、特にワークショップ系とか。

カンファレンスのオンライン開催には大きな課題は無い

そうなると如何にしてカンファレンスを有料化していくかが課題になります。

ペイウォールのようなテクノロジーの話ではなくて、物理的にイベントに参加することの無いオンラインに参加費を払うということなのですが、これは嶋田さんの言うようにコンテンツの質を担保することが最重要。

さて展示会については、どうでしょうか?

物理的にタッチアンドトライが必要な局面(味覚、嗅覚、触覚が必要な商品)についてはオンライン展示会の仕組みが発展途上なので、当面は現状維持のような気もします。
様々な局面に対応しながら、偶発的な発見を促すシステムが実現すれば徐々にオンラインに移行することもあるでしょう。

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以上を踏まえると、上記の2(無料カンファレンス)は、オンラインに置き換えることが可能だと思います。同時に4(有料カンファレンス)も同じですね。

ちょっと補足すると、これらのカンファレンスってそれ程大きな面積の展示会場が必要でないため、専門会場を利用するケースも多かったと思います。

今後カンファレンスがオンライン化された場合に、これらの専門会場の需要は下がるんじゃないかと思います。

⇒ サイズやサービスが中庸な専門会場は損をする!?

一番の課題は有料カンファレンス+展示会モデル

3(有料カンファレンス+展示会)に関しては少々工夫が必要になりそうです。以下に書きますが、主催者にとって、カンファレンスも展示会の収益の柱になっているため、両方をオンライン配信する仕組みが必要なのですが、まだオンライン展示会サービスでオフラインを完全に補完出来るものは見当たりません。

主催はどうしたいのか?どうすればいいのか?

ここ数ヶ月グローバルのオーガナイザーの動きを見ていますが、COVID-19の状況が落ち着きを見せたらまたオフラインに戻したいような意向も感じられます。

やはりオーガナイザーはオフラインに拘っているようです。

まあ収益ベースで考えれば、現時点では物理的な開催の方が収益を上げやすいのは事実ですね。

イベントの収益構造って:

売上(出展費+協賛費+参加費)ー 支出(会場費+人件費+制作費)

で粗利を計算できる訳なので、売上要素が減ってしまうのであれば、支出等で利益を調整するしかない訳です。今後オーガナイザーは、この計算式をいじって、どのように変えていくかを考えています。

これが解決されれば、カンファレンスについてはオンラインでいけそうです。

まとめ

以上を元に導き出される答え(予測)は、こんな感じ

1.展示会は当面オフライン
2.無料のカンファレンスはオンラインに移行
3.有料カンファレンス+展示会は当面オフライン
4.有料カンファレンスは時間を掛けてオンラインに移行

ではないでしょうか?

新しい利益モデルの提案

カンファレンスについては下記の2点に重点を置いて考えていく必要があります。

・オンライン化による会場費と運営費の削減
・参加パスの低価格化と参加者数の増強

パス料金を大幅に下げると同時に参加者数を増やすことができれば、従来のオフラインカンファレンスより収支を改善することは可能です。

もうちょっと詳しい話をNoteにまとめました。

※画像素材提供:写真AC

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